蚊の季節ですね

 

 

 9月も終盤と高を括っていたら猛暑日にぶち当たって脱水寸前になりました。喉が渇いてなくても水分補給しましょうね!
 夏物しまうにはまだ早いな…。

 それはそうと、蚊の話です。

 

■蚊の活動温度
 蚊が活発に活動する温度は20~30度です。すなわち今の時期。
 日本にいる蚊は「アカイエカ」と「チカイエカ」、それから「ヒトスジシマカ」です。活動時間は種類によって異なります。

 ◎アカイエカ…………20~30度を好み、夕方から明け方に活動
 ◎チカイエカ…………低温に強く、夜間に活動
 ◎ヒトスジシマカ……25~30度を好み、明け方から昼前、夕方以降に活動

 住み分けが出来ていますね。賢い。
 毎年のことですが、連日35度超えの猛暑日だった7~8月に蚊を見かけなかったのは適温じゃなかったからです。日陰や涼しい所にはいたでしょうが、人間側が外に出ること自体避けていればエンカウントしないですね。

 雨と風にも弱いです。
 小さな雨粒も当たれば蚊にとっては車に衝突したような衝撃でしょう。
 そよ風でも飛ぶために小さく軽い体は簡単に吹っ飛びますし、人間の排熱や二酸化炭素を感知できなくなるので風も苦手です。

 昨今の温暖化で秋から冬の移行が遅くなっており蚊の活動時期が長くなっているので、猛暑が終わった今からが活動期になるわけです。

 

■蚊を寄せ付けない方法
 10月も気温高め、暖冬傾向という予測が気象庁からでています。つまり本格的な蚊の襲来はこれからという事。

 ◎水を溜めない
  ペットショップのキャップ一杯分あれば大繁殖できるので、家の周りに水溜まりを作らない。
 ◎蚊を追い払う
  蚊取り線香や空間にプッシュするタイプの薬剤を使う。
  庭木や茂みに散布する屋外用で発生させない。近寄らせない。
  お出かけの際に虫除けスプレーを全身にかける。散布だけでなく塗り込むとなお良し。
  白い服を着る。ボーダー等のコントラストの強い服に寄って来る傾向があるので服装にも気を付けましょう。
  蚊は人間の足の裏の常在菌が多いと寄ってくるのでアルコール消毒してしまえば、ほぼ寄ってこないです。

 なお、ハッカ油を使うのもアリですが、持続性が無くプラスチックを溶かしたりペットに有害だったりするのでオススメはしないです。

■刺されたら?
 掻かずに、患部を清潔にして冷やす、または虫刺されの薬を塗りましょう。
 掻いたり爪で痕を付けたりすると色素が沈着したり、傷口から雑菌が入り込んだりします。止めよう。
 痒みが酷い、炎症が治らないという時は皮膚科で診てもらいましょう。

 

 

 刺されても痒いだけだからいいや~、と思っているでしょうが、蚊は「日本脳炎」「マラリア」「西ナイル熱」など、わりと致死率高めの感染症を媒介しているので刺されないに越したことはないです。
 ついでに言うなら、寄生虫のフィラリア持っていることがありますよ。こいつら体内で繁殖するので嫌だったら気を付けようね^^

 

 

▼△▼△蚊に詳しくなる資料▼△▼△▼△

アース製薬 蚊の駆除・対策

蚊の対策は屋外も忘れずに!屋外でできる蚊の対策方法を紹介

厚生労働省 蚊媒介感染症

衛生昆虫の解説(前編)

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