湿布だって薬
東海地方まで一気に梅雨入りしましたね。それはそうとグアムを壊滅に追いやった台風が来てるんですが。6月、生き残れるか…。
話変わって湿布と光過敏症の話をします。
■光過敏症とは
紫外線を浴びることで皮膚炎が生じる症状を総じて光接触皮膚炎といいます。
■主訴
光接触皮膚炎を発症した箇所の発疹や紅斑、痒みが主な症状となります。
紫外線が当たりやすい、腕や脚に症状を訴える方が多いです。夏場なんかは肌の露出が多くなる箇所ですね。
■原因
光接触皮膚炎には2パターンありますが、本記事で扱うのは薬剤と紫外線の共同作用によって起こる光アレルギー性接触皮膚炎です。もう一つの方は割愛します。
ケトプロフェン等の薬剤と紫外線(UVA)が作用することでアレルゲンが発生、それに対して免疫が反応して炎症が起こります。
■治療法
症状によって変わりますが、主に投薬治療になります。
これはどのような治療を行うかは医師の判断によるので、発症した時に皮膚科医と相談してください。
■発症を起こさないためには
湿布を塗布してある箇所、または使用した箇所に紫外線を当てない。長袖長ズボンの服や、アームカバーで隠す。日傘で遮る。とにかく紫外線を避けることを第一に!
そして、他人に処方されたものを使わない。医師がその人に適応したものを処方したのであって、その効果が自分にも発揮されるとは限らないです。思わぬ副作用を起こしたり、効果を発揮しない事もあり得ます。
なお、湿布の貼りすぎは難治性潰瘍や腎不全の原因になるので用法用量を守って正しく使いましょう^^
□□□参考文献□□□
久光製薬安全性情報特集(2022年7月改版)
光過敏症
湿布の貼りすぎで血を吐いた