はしかの話

ワイ「GWお天気いいし、結城に行っちゃおうかな^^」
はしか「来たで^^」
ワイ「」

 という訳で、流行の兆しが出ている「はしか」の話です。

■はしかのおさらい
 はしかと聞くと子供向けの感染症と思う方が多いでしょうが、ウイルスに区別無く大人も罹る感染症です。
 主な感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染で、免疫のない人が感染した場合の発症率はほぼ100%です。同じ部屋にいただけでも感染する程度には感染力が強いウイルスなので、手洗いうがいマスクで予防ができないです。つよつよウイルス。
 症状は、感染から約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹(いわゆるコプリック斑)が出現します。初期症状が風邪と似ているので見分けがつかないです。
 更に厄介なのが、合併症を引き起こしやすく、気管支炎・肺炎・脳炎・中耳炎、数年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE)など体のあちこちで炎症を起こします。脳炎を起こした場合の死亡率は約15%です。20~40%の確率で神経系の後遺症が残ることも。

 江戸時代には天然痘と並ぶ二大感染症でした。五代将軍・徳川綱吉の死因もはしかだったと言われています。

■治療法
 特効薬はないので対症療法のみです。自己免疫で頑張れ。
 合併症を起こした時には相応の治療がされます。
 罹ってからの治療法が無いため、唯一有効な方法が、ワクチンの予防接種で免疫をあらかじめ獲得しておくことです。麻しん・風しんの混合ワクチン(MRワクチン)でも可。
 日本におけるワクチン接種って佐賀藩から始まったんですね~。調べてて初めて知った。

 

 もし、上記のような発熱や咳の症状が出た時は、病院にかかる前に連絡を入れましょう。受け入れ態勢を整えてもらってからの方が治療がスムーズ進みます。というか熱発する感染症ってたくさんあるので事前連絡なしで行くのは止めてほしいかも…。

 
◇以下、参考◇◆◇
麻しんについて|厚生労働省
麻しんQ&A|国立感染症研究所
麻しん(はしか)患者の発生について|茨城県

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